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ハードウェアとソフトウェアで新たな体験をデザイン −株式会社ミラ CEOインタビュー

IoT機器を中心にハードウェア製品の企画・設計から製造までをサポートする株式会社ミラ。現地の優秀なハードウェアエンジニアを擁する深圳オフィスも稼働し、順調に業績を伸ばしています。今回は弊社CEOである松井 健に会社設立までの経緯と理念をインタビューしました。

ものづくりに没頭した青年時代

--ものづくりに興味を持つ人は幼少期からその傾向があることが多いですが、どんな子供時代だったでしょうか?

松井:子供の頃はドラえもんのひみつ道具のような工作をすることが好きでしたね。もちろん、実際に動くわけではないのですが、できるだけ実物に似せるよういろいろ工夫したりしていました。今にして思うと確かに子供の頃から何かをつくることが好きだったようです。

--大学はソフトウェア工学を学んだということですが、きっかけは?

松井:中学生の時だったと思いますが、パソコンでDTM(デスクトップ・ミュージック)ソフトにはまり、その経験から高校生時代は当時流行っていたFlashのエンジニアとしてバイトをしていました。Flashは基本的に一人で一つの作品を作るので、ただ見た目が綺麗というだけではなく、どのような動きをさせるのか、全体のバランスを考えながら構成を考え、設計しなければいけません。やればやるほど「全体をデザインする」ことの考え方や奥深さに非常に魅せられ、それをもっと突き詰めたいと考え大学でソフトウェア工学を学びました。

モンスター・ラボでの経験からミラ創業へ

--大学卒業後はシステム会社に新卒で入社されたそうですが、そこから今もミラと関係が深いモンスター・ラボの立ち上げに参加した際のことをお聞かせください。

松井:新卒で入ったJavaのシステム会社ではSEとして業務システムの開発をしていましたが、ある時、同じ会社の尊敬していた先輩が独立することになり、一緒にやらないかと声をかけていただいたのです。自分たちの技術で新しいビジネスを作りたいと考え、ついていくことを決めました。それがモンスター・ラボでした。

--モンスター・ラボではどのような仕事に従事していたのでしょうか?

松井:モンスター・ラボでは、独自サービスの展開を目指していましたが、当時デベロッパーにも門戸が開かれたiPhoneアプリの受託開発も請け負うようになったところ、アプリ開発事業が成長していきました。私自身もクライアントから様々な要望を受け、企画提案から一緒にアプリを作っていくということにやり甲斐を感じていました。

--では、そこからなぜハードに興味を持つことになったのでしょうか?

松井:もともと「総合的にデザインする」ということに興味があったのですが、ちょうどiPhoneがBluetoothで周辺機器と繋がるようになったこともあり、ディスプレイの外に出て、環境を含めた体験をデザインができないかと思うようになりました。

--なるほど。UIからUXへの展開ですね。

松井:ただ、ハードウェアの開発に取り組むための設備も人的リソースもなく、またハードウェア開発でいつ利益が出せるかも不透明だったので、自ら会社を立ち上げることにしました。それがミラでした。

深圳オフィス稼働で安定受注が可能に

--ミラを立ち上げて、ハードウエア受託開発が軌道にのるまではどのような道のりでしたか?

松井:始めの2年間は従来通りiPhoneアプリの受託開発をし、その利益でハード開発の環境を整えるような状況でした。そのうち、ハードに関わる仕事も少しずつ入るようになりましたが、初期の仕事で最も記憶に残っているのがとあるデバイスのファームウェア開発をしたときのことです。システム上の問題がどうしても解決せず、結局工場のラインを止めてしまう事態に陥ってしまったのです。Webシステムは容易にアップデートができますが、物理的に生産ラインが動いていてマイコンにファームウェアが書き込まれるハードウェアはそういうわけにはいきません。そんな経験を積みながら、ハードウェア開発の難しさを改めて身に刻み、一歩一歩進んできた感じです。

--深圳オフィスはどのような経緯で開設することになったのでしょうか。

松井:順調に業績が伸びてきたタイミングで、ハードウェアエンジニアの採用をしたいと思いましたが、日本では人材をなかなか見つけることができませんでした。 そこで、以前製品の検品をお願いして以来お付き合いがあったジェネシスホールディングスにサポートして頂き、深圳で法人をつくり、現地で人材確保をすることができました。

--深圳オフィスは稼働後まだ日が浅いですが、現在はどのような状況でしょうか。

松井:おかげさまで当初の思惑通りの環境が整いつつあります。これまではリソースが確保できずに受注できないということもありましたが、深圳オフィスが稼働したことで安定してハードウェア受託開発が可能になりました。ぜひお気軽にご相談いただきたいと思います。

深圳オフォス

「ミラ」の社名に込めた思い

--最後に社名の「ミラ」の由来をお聞かせください。

松井:「ミラ」という言葉は「不思議なこと」を示すラテン語で、「ミラクル」や「ミラー(鏡)」の語源にもなっています。私たちミラが目指すのはテクノロジーの粋を集めた「体験」を提供することです。ただ、テクノロジーは便利になるほど仕組みは隠され、実際に体験するユーザーにはあたかも不思議な魔法のように感じるはずです。私たちが目指すところを象徴するにはぴったりの名前だと思いました。これからもIoTをはじめとして魔法のようなテクノロジーを駆使し、豊かな体験を提供していく企業として成長したいと思っています。

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株式会社ミラ

IoTデバイス開発を手がける株式会社ミラ。中国深圳にも拠点を設け、企画から試作、量産までをトタールにサポートするサービスを提供しています。IoT関連情報だけでなく、ギークな街、深圳の旬な情報や覚えておくと便利な中国語などもお届けします。
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